心筋梗塞や狭心症、あるいは高血圧や不整脈を治療していると勃起障害を誘発しやすいと言われています。バイアグラは勃起障害の画期的な治療薬ですが、使用にあたっては次のような注意が必要です。特に、心臓病の人は慎重な対応が望まれます。
1つは性行為をしても心臓が耐えられるかどうかを前もって調べておくことです。一般に、性行為中は血圧と脈拍数が増加しますので心臓に負担がかかります。高血圧、糖尿病、肥満、喫煙、高脂血症のうち2つまでの人で、かつ階段を1階から3階まで休まないで上るくらいの運動で、胸の痛みや胸苦しさを感じない人は性行為の危険は少ないと言えます。心配な方は心臓病専門医の診察を受けてください。
注意点の第2は、狭心症や心筋梗塞あるいは心不全で治療中の患者さんは、バイアグラを使って良いかどうか主治医に必ず相談することです。バイアグラとニトロ製剤を一緒に使うと血圧が下がり過ぎて危険なことがありますので使わないでください。バイアグラと同じ薬のレビトラは、さらに不整脈の薬を飲んでいる人も使えません。
第3の注意点として、バイアグラを飲んで24時間以内は、万一胸が痛くなっても絶対にニトログリセリンを使用しないことです。すぐに性行為を中止し、しゃがんだ姿勢で発作が消えるのを待ちます。5分以上待っても胸痛がよくならない時は、救急車で心臓病専門病院を受診して下さい。その際、パートナーと医師にはバイアグラを、何時頃、何ミリグラム飲んだかを必ず伝えて下さい。もし、バイアグラを飲んだという情報が伝わらないで、ニトログリセリンを投与されると血圧が急激に低下し、危険な状態になることもあります。
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